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仕事の働きがい、面白さを通して、世界No1の品質分析集団を!
ハッピートーク®セミナーで働きがいを強化!

一人で集中する仕事をするような方々は、どうしてもコミュニケーションが少なくなりがち。ましてや、拠点が離れた組織であれば、顔も見たことがない同僚もたくさんいると思います。
今回は、そんな分散した研究開発組織における、組織の総合力向上を目的に、JT内でハッピートークセミナーの開催を推進された、伊藤さん、大久保さん(以下、敬称略)にお話をお伺いしました。

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■どのような目的で今回のセミナーを開催されたのでしょうか?
~コミュニケーションをすること自体が目的~

 (伊藤)私たちの職場は幾つかの拠点に分かれ、所属企業や雇用形態も様々な中構成されています。このため、今回は全員で一堂に会するということが大切だと思っていました。更に、事業計画や運営方針を単に説明するような場ではなく、一人一人が参画して「自分たちの仲間、職場を創りあげていこう」という、そんな気持ちになるためにも、集まって気軽に話す、コミュニケーションをすること自体が目的でした。それを超えた“前向きな”コミュニケーションをすること、自分自身を肯定的に受けとめて、前に進んでいくエネルギーに変えていけるようにすることは、セミナーを受講した中でのプラスαの気づきでした。
■なぜ一堂に会することが大切だと思っていたのでしょうか?
~世界No1の組織、働きがいのある組織にするため~

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 伊藤)2点あります。1点目は、事業上の理由です。大きなことから言うとJTグループミッションを達成していくためにも、R&D部隊、そして品質分析部隊は世界No1になる必要があります。そのためにも、拠点をまたいだ総合力を上げる必要があります。私たちの仕事は、拠点間で機能・役割の分担をしているものの、きれいに分担できるものではなく、常にお互いの間でコミュニケーションをとり、知恵を出し合う必要があります。
 2点目は、働きがいのある職場にしたいと思っているからです。私にとっての働きがいの定義は3つ『成長』『貢献』『協働』。『成長』は、仕事を通して成長できたという実感。『貢献』は、仕事の成果でお客様に喜んでもらった実感。『協働』は、仲間と共に達成した喜び。この3つが職場で得られた時の達成感やモチベーションが働きがいにつながると考えています。今回のセミナーはその中の『成長』と『協働』に働きかけたいと考えていました。
■なぜ働きがいのある職場が大切だと思っていたのですか?
~働きがいがあるから面白い、面白いから成果が上がる~

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 (伊藤)生き生きとモチベーションを保って働いている方がいい成果が上がるんです。嫌々やる仕事でいい成果は出ない。この辺でやめておこうかなとか。面白いと思う仕事はもっとやろうと思う。面白いと思うのは、手がけた仕事を通じて成長したと思うことと、その成果を通じてありがとうと言ってもらうこと、そして誰かと一緒に知恵を出し合ったということだと思います。
 会社なので、どこを一番ピックアップするかというのはあると思います。よくあるのは『貢献』。ただ、それだけを言っていてもモチベーションは保てないと思います。私たちの部隊は特許や製品化技術ではなく、人財が大切。分析技術ももちろん持っていますがそれを活かして、社内外のお客様のニーズに応えていける人財が一番の財産だと思っていて、そこを一番強化していこうとマネジメントの間で話をしています。
■理想の組織とは? 個人と会社の関わり方とは?
~プロが集まり、お互いを尊重しあえる組織を目指したい~

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 (伊藤)私は、会社という入れ物に合わせた人がいるというよりも、その逆。生き生きとした力を持っている人が集まって、私たちの部隊があるというような姿が理想。そう考えると、一人一人がパワーを持ってどんどん成長していくための機会を作っていく必要があると思っています。特に、ベテランのエキスパートと呼ばれるような人達は、単に会社の役割を果たすだけでなく、専門家として社会的な使命感を持って生きていく。そういう人たちがうちのエキスパートとしていてくれて、技術的にも、人間的にも若手を引っ張ってくれる、そういう形の方がふさわしいと思います。
 海外企業との比較をイメージすると、従来の日本的な、企業があって企業に人が居るというような仕組みは、人をゆっくり育てるという意味ではプラスであったかもしれませんが、海外企業は一人一人がプロフェッショナル意識を持ち、自分はたまたま今この会社のために働いているというマインド。そこはそこで見習うべきものがあるんじゃないかと思っています。
 更に、チームとしての一体感のようなものも同時に必要になってくると思います。プロ同士がお互いを尊重して、得意技を持ち寄って力を発揮する組織が理想。道のりは遠いかもしれないけれども、そういう理想を目指していきたいと思っています。
 そのためにも、一人一人が個人と会社の関係を考え、自分自身で目標設定をして、成長しようと思って歩み始めることが、何よりも大切だと思います。
■セミナーを受講して何を気づきましたか? 感じましたか?
~セミナー自体からの学びとメンバーの一体感~

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 (伊藤)1点目は、自分自身として大切な言葉や気づきを与えてもらいました。「マザーテレサの言葉」、「言葉の引き出し理論」、「毎朝ポジティブな言葉を言うこと」など。毎朝は言えていませんが、ふとネガティブな気持ちになりそうな時に、『今日もチャンスをありがとう』と言うようにしていいます。「あれもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけない」とやらなきゃいけないモードになって会社に行きたくないなと思った時に、『今日もチャンスをありがとう』と言うことで、「会社に行けばあれにも挑戦できる、これにも挑戦できると」思えるようになる、そんな大切さを学びました。
 2点目は、一体感。集まってくれたメンバーがすごく楽しんでくれたこと。全体的にみんな積極的に参加してくれ、セミナー後の意見交換会でもすごく楽しんでいたように感じます。あの時のみんなの笑顔が忘れられない。あの笑顔を思い出すともっともっとやろうと思います。もっと理想の組織に近づけていきたいと思いました。
■セミナー後の職場に変化はありましたか?また定着度合いは?
~コミュニケーションの密度と質が向上してきた~

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 (伊藤)直接的な効果は計っていないものの、日常会話の中でセミナーの時の話が引用されることがあります。「マザーテレサの言葉」や「言葉の引き出し理論」の話など。また、職場が賑やかになってきています。割と大きな声で、褒めあいながらも真剣なやり取りで、議論したり、意見を言い合うようになったと思います。
 特に、一つのチームは半年前と比べて随分と賑やかになってきました。賑やかになった理由は複合的な理由が考えられますが、セミナー後自主的に「相手を褒めあう会」をやりました。この会は、職場の同僚に普段声に出して言ったことはないけれど、実はあなたのこんなところが素晴らしいと思っていたんだよね、と伝えあう会です。始めはみんな恥ずかしそうにしていたけれども、やっている間にどんどんどんどん顔が明るくなっていき、一周終わったらみんないい笑顔になっていました。実は、その企画の発案は、セミナー当日の意見交換会でそのチームの若手とR&Dの執行役員との間で交わされ、やってみようかという話になったんです。更に、チームのみんなもセミナー中の体験があったからこそ、褒めあうことの意義を理解し、開催の意味を分かってくれていたと思います。
 そして、賑やかだということは、今までは業務に必要な最小限のコミュニケーションしかしていなかったと仮定すると、コミュニケーションの頻度も増し、質も上がっているんだと思います。プラスαで私はこう思うとか、こうしたらいいんじゃないかとか、お互いのことを尊重しているからこそ議論を戦わせることもできるんだと私は解釈しています。
■最後にポジティブワードで締めくくりをお願いします。
~ポジティブワードで世界を変えたい、笑顔が見たい~

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 (大久保)「ポジティブワードで世界を変えたい」。変わる時は、主体と客体両方ともが変わっていくと思います。だから、主体である自分の世界観も変えるし、客体である世界を変えていきたいです。そのために、セミナー後私は毎朝『奉仕する機会に感謝します』と言っています。そう言うと色々なことがあっても以前よりも耐えられるし、より前向きにやっていけるようになってきました。世界を変える、そのためにも毎日ぶつぶつと呟いています。
 (伊藤)私は「笑顔が見たい」。仕事でいい成果を出した時も、朝出勤した時も、職場のあっちこっちで笑顔が見られるようになれば、働きがいのある職場ができた証になるんじゃないかと思っています。仕事でいい結果が出ている時は、やっぱりみんないい笑顔をしていると思います。そして重要なのは自己満足ではなく、お客様、周囲の組織、会社の経営陣からも品質分析センターは、いい成果を出しながら面白そうにやっているね、と認められて本物になるんだと思います。
インタビューの間、お二人が笑顔で仲が良さそうにお話しされていたのが印象的でした。伊藤さん、大久保さんありがとうございました。
◆セミナー実施概要◆
○テーマ:ハッピートークセミナー
○時間: 3.5時間
○参加者数: 100名以上
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